型枠大工

型枠大工の転職、入る前も辞める前も知っておきたいこと歴25年の職人が回答

「型枠大工 転職」と検索してこの記事にたどり着いた方は、おそらく2つのどちらかだと思います。

これから型枠大工になろうか迷っている方。あるいは、今すでに型枠大工として現場に立っていて、他の仕事に移ろうか悩んでいる方。

私は型枠大工として現場に立って25年になります。

この記事では、その両方の立場に向けて、転職を判断するために知っておくべきことをまとめました。まずは自分に近い方から読み進めてください。

型枠大工への転職を考えている人へ

まずは、これから型枠大工になろうか迷っている方に向けて、押さえておくべき2つのポイントを説明します。

  1. まず知っておきたい仕事内容
  2. 気になる給料

それでは、1つずつ見ていきましょう。

まず知っておきたい仕事内容

Yahoo!知恵袋で「型枠大工はきつい仕事か」という質問に、こんな回答がありました。

(Yahoo!知恵袋の回答より要約)

正直に言うと、これは誇張ではなく実態に近いです。ただし、仕事内容そのものについては、他の記事で詳しく解説しています。

気になる給料

転職を考えるうえで、給料は避けて通れないポイントです。

結論だけ言うと、未経験1年目で日給10,000円〜12,000円程度からのスタートです。経験年数別の詳しい相場は、こちらの記事にまとめています。

型枠大工からの転職を考えている人へ

ここからは、現役の型枠大工で、他の仕事への転職を考えている方に向けた内容です。

  1. 辞めたくなる理由
  2. 40代以降の転職の現実
  3. 辞める前に確認したいこと

それでは、1つずつ見ていきましょう。

辞めたくなる理由

Yahoo!知恵袋で、こんな相談を見つけました。

(Yahoo!知恵袋の質問より要約)

この相談へのベストアンサーは、大手ゼネコン系型枠協力会社の事務職の方からで、「辞める前に動く(在職中に他社を比較検討する)」ことを勧めていました。良い会社の見分け方として、年間就業日数が安定している(月20〜25日)、昇給ルートが明確、社会保険や福利厚生が整っている、という3点が挙げられていました。

もう1つ、燃え尽きに近い相談もありました。26歳で8人の作業員を束ねる職長の方が、「仕事は好きだが、やる気が出ない、虚無感がある」と吐露していたケースです。回答では「プラント系など違う現場でチャレンジしてみては」という、転職ではなく現場を変えるという提案がされていました。

40代以降の転職の現実

Yahoo!知恵袋に、型枠大工の妻からのこんな相談がありました。

(Yahoo!知恵袋の質問より要約)

回答は正直で厳しいものでした。「型枠大工の収入は他業種より高いことが多く、40代からの異業種転職は根本的に厳しい。選択肢は警備員や一般作業員くらいに限られる」という内容です。

耳の痛い話ですが、これが現実です。だからこそ、辞めるかどうかは早めに、慎重に考えておく必要があります。

辞める前に確認したいこと

私が長年見てきた中で、他業種へではなく、違う型枠工事会社を転々とした元同僚が何人かいます。

会社を変えるたびに、立場はほぼゼロからのスタートに近くなります。結果として、それなりの立場・収入で頭打ちになってしまう人を、何人も見てきました。

私自身、転職を考えたことは何度もあります。それでも今の会社に残っているのは、同じ会社に居続けてポジションを上げていく方が、結果的にキャリアも収入も伸びると考えているからです。

転職そのものを否定するつもりはありません。ただ、「今の会社で上を目指す」という選択肢も、一度きちんと比較してから決めてほしいと思っています。

型枠大工の経験は他業種でも活きるのか

「型枠大工のスキルは型枠工事にしか使えない」と思われがちですが、私はそうは思いません。

図面を読む力が身につくため、建設業界であればほぼどんな職種にも応用が利くというのが、25年やってきた実感です。他業種への転職を考える場合も、この「図面が読める」というスキルは強みになります。

Yahoo!知恵袋にも、建設系の職人から異業種へ転職した人の体験談がありました。

(Yahoo!知恵袋の回答より要約)

収入だけがすべての判断軸ではない、というのは大事な視点だと思います。働きやすさや生活とのバランスを優先して転職を決める、というのも1つの正解です。

転職を成功させるための具体的な選択肢

ここまでの内容を踏まえて、転職(または転職しないという選択)を成功させるための具体的な方法を3つ紹介します。

  1. 資格を取る
  2. 同じ会社でポジションを上げる
  3. 転職エージェントを使う

それでは、1つずつ見ていきましょう。

資格を取る

「型枠技能士」という国家資格があります。すぐに給料へ直結するわけではありませんが、一定水準の技術がある証明になり、任される仕事の幅が広がります。閑散期など仕事に余裕がある時期を使って取得しておくと、後々の選択肢が増えます。

同じ会社でポジションを上げる

先ほども触れましたが、転職より先に、今の会社でポジションを上げる余地がないかを確認してほしいと思っています。

職長・現場責任者といった立場に上がることで、給料も裁量も大きく変わります。転職はいつでもできますが、積み上げた立場は会社を変えるとリセットされやすいという点は、覚えておいて損はありません。

転職エージェントを使う

それでも転職を決めた場合は、建設業界に強い転職エージェントを使うと、条件交渉や求人選びの負担が減ります。

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一人で悩む前に、まずは話を聞いてみませんか

これから始めたい方も、今の会社から転職を考えている方も。東京都足立区の株式会社似鳥型枠で、まずは話を聞いてみませんか。

型枠大工の転職に関するよくある質問

できます。多くの現場が未経験者を受け入れています。体力に加え、段取りを覚える意欲があれば十分にスタートできます。

体力面のハードルは上がりますが、不可能ではありません。ただし逆方向(型枠大工から異業種へ)の転職は、40代以降だと選択肢が限られやすいという現実があります。

辞める前に、在職中のうちに他社の条件を比較してみることをおすすめします。年間就業日数・昇給ルート・福利厚生が整っている会社かどうかが、良い会社の見分け方の目安になります。

図面を読む力を活かせる建設業界内の職種は、比較的スキルを引き継ぎやすいです。異業種の場合は、収入よりも働きやすさを優先した工場勤務などを選ぶ人もいます。

まとめ

型枠大工への転職も、型枠大工からの転職も、判断の質を分けるのは「情報を知っているかどうか」です。

入る方向であれば、まず仕事内容と給料の実態を知ること。出る方向であれば、辞める前に他社と比較し、40代以降の現実も踏まえて考えること。そして、転職だけが選択肢ではなく、今の会社でポジションを上げるという道も含めて、比較してから決めてほしいと思います。

この記事が、あなたの判断材料になれば幸いです。

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