型枠大工

型枠大工はきつい?職人歴25年のプロが理由を4つに分けて解説

「型枠大工 きつい」と検索してこのページにたどり着いた方は、これから入るか迷っている人か、今まさに辞めたいと感じている人か、どちらかだと思います。

結論から言うと、きついというのは本当です。

ただ、「きつい」の中身は一つではありません。

体力的なきつさ、覚えることの多さ、待遇への不安、人間関係。これらを一括りにせず、1つずつ整理してお話しします。

型枠大工が「きつい」と言われる理由

私自身、この仕事に入って一番こたえたのは、荷物の重さと夏の暑さでした。

パネルや資材を運ぶ作業は、慣れないうちは本当に体にきます。

  1. 体力面のきつさ(重い荷物・夏の暑さ・冬の寒さ)
  2. 下積み期間の雑用・覚えることの多さ
  3. 待遇・将来性への不安
  4. 人間関係・現場の雰囲気

それでは、1つずつ見ていきましょう。

体力面のきつさ(重い荷物・夏の暑さ・冬の寒さ)

型枠大工の体力的なきつさの中心は、重い資材の運搬と、季節による気候です。

特に夏場は、日陰の少ない現場で炎天下の作業が続きます。

Yahoo!知恵袋にも、こんな声がありました。

高所は風が抜けにくく、地上より体感温度が上がることも珍しくありません。

空調服などの装備は、今では現場の必需品になっています。

下積み期間の雑用・覚えることの多さ

入りたての頃は、材料運びなどの雑用が中心になりがちです。

技術を学んでいる実感が持てず、辛くなる人も少なくありません。

この気持ち、正直よく分かります。

ただ、雑用にも意味があります。運び方・置き方1つで、現場の段取りが分かるようになっていくからです。

待遇・将来性への不安

体力面とは別に、待遇や将来性への不安も「きつい」の一因です。

Xでも、こんな声を見かけました。

地域や会社によって、単価の伸び悩みを感じている職人がいるのも事実です。

この不安は、体力のきつさとはまた別の種類の重さだと思います。

人間関係・現場の雰囲気

現場によっては、先輩からの当たりが強いこともあります。

ただ、最近は働き方の考え方も変わってきています。

「同じ会社にずっといるのがいい職人」という古い価値観だけが正解ではない、という考え方も広がってきています。

そのきつさは乗り越えられるのか

ここまで挙げた4つの理由、すべてが同じ種類のきつさではありません。

慣れ・対策で乗り越えられるものと、構造的に残りやすいものを分けて考えると、判断がしやすくなります。

  1. 慣れ・対策で乗り越えられるもの
  2. 構造的な問題として残りやすいもの

それでは、1つずつ見ていきましょう。

慣れ・対策で乗り越えられるもの

体力面のきつさは、経験を積むほど楽になっていく部分が大きいです。

重い荷物の運び方、体の使い方は、慣れとコツで負担がかなり変わります。

暑さ寒さも、空調服や防寒対策で対応できる部分が増えています。

構造的な問題として残りやすいもの

一方で、天候による仕事量の波や、会社ごとの待遇差は、個人の努力だけでは変えにくい部分です。

ここは正直に認めておきたいところです。

ただ、これは会社選び・働き方の選択で変えられる部分でもあります。

実際に辞める人はどんなタイミング・理由で辞めるのか

25年、いろいろな人がこの仕事に入り、辞めていくのを見てきました。

辞める人には、大きく2つの傾向があります。

1つは、会社や現場を転々としてしまう人です。

今の会社が合わないと感じて辞めても、次の場所でも同じような理由でまた辞める、というパターンを何度も見てきました。

もう1つは、他にやりたいことができて自然に離れていく人です。

こちらはきつさに耐えかねて、というより前向きな理由での離職です。

実際、キャリアを重ねても悩みがなくなるわけではありません。

きつさそのものより、「この仕事を続けた先に何があるか」を具体的にイメージできているかどうかが、続く・続かないの分かれ目になっている印象があります。

きつさを乗り越えた先に何があるか

私自身、荷物の重さや夏の暑さは、今でも決して楽ではありません。

それでも辞めなかったのは、「何か1つを極めたい」という気持ちが強かったからです。

型枠大工という専門技術を、中途半端でなく突き詰めたいという思いが、きつさを上回りました。

もう1つ大きかったのは、この仕事を続けたらどうなるかという未来を、具体的に想像していたことです。

技術が身につき、任される仕事が増えていく将来像が見えていたから、目の前のきつさに飲まれずに済みました。

知恵袋にも、26年続けているベテランのこんな回答がありました。

きつさの中身は現場・専門分野によっても差があります。

一括りに「型枠大工はきつい」と決めつけず、専門分野や現場によって差があることも知っておいてほしいです。

型枠大工に向いている人・向いていない人

ここまでの内容を踏まえて、向いている人・向いていない人の特徴をまとめます。

向いているのは、目の前のきつさより「その先」を具体的にイメージできる人、1つの技術を突き詰めたい人です。

逆に、即座の快適さ・楽さを最優先したい人には、正直厳しい仕事だと思います。

どちらが良い悪いという話ではなく、自分がどちらのタイプかを知ることが、後悔しない選択につながります。

それでも合わないと感じたら

ここまで読んで、それでも「自分には合わないかもしれない」と感じた方もいると思います。

それは決して悪いことではありません。

一人で悩む前に、まずは話を聞いてみませんか?

まとめ

型枠大工の「きつい」は本当ですが、その中身は体力・気候・人間関係・待遇など複数の要因の総称です。

要因ごとに、慣れで乗り越えられるものと、そうでないものを切り分けて考えてみてください。

そのうえで、続けるか、対策するか、別の道を選ぶか、自分の状況に照らして判断してもらえたらと思います。

よくある質問

体力面のきつさは、多くの人が最初に感じるものです。ただし専門分野や現場によって差があり、一括りにはできません。慣れ・対策で軽減できる部分も多くあります。

入って間もない時期が一番きついと感じる人が多いです。体力面に加えて、覚えることが多く雑用中心になりやすいためです。

我慢だけで給料が上がるわけではありません。経験・技術を積むことで日給が上がっていくのが一般的な構造です。会社によって単価の差もあるため、転職で条件が改善するケースもあります。

体力は働きながらついていく部分もありますが、無理は禁物です。空調服や防寒対策など、装備でカバーできる部分も増えています。不安な場合は、事前に現場の様子を相談してみることをおすすめします。

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